通関士という国家資格をご存じですか?
こんにちは、のりぞーです。
お待たせしましたがやっとこさ記事を更新していこうかと思います!
いやー文章書くって難しいですねほんと。。。
何を書けばいいのか全然頭に浮かばなくてつい先伸ばしにしてしまいます。
やっていくうちに慣れてくるのかなーなんて楽観的に考えてはいるのですが、まだまだ先は長そうです。
なんにせよせっかく作った勉強ブログをここで終わらせるわけにはいかないので、まずは通関士のことについての記事を書くことにしました。
つたない文章になりますがどうぞ見てやってください↓
通関士って何をする人?
通関士の「通関」ってどう意味か分かりますか?
あまり聞き慣れない単語ですよね。
もったいぶらずに答えをいってしまうと、通関とは「税関を通過すること」を意味しています。海外旅行に行くとき、空港の税関にて荷物のチェックと手続を受けますよね?あれのことです。
この税関を通過して日本から海外に荷物を持っていくこと、および海外から荷物を持ち込むことを通関といいます。
関税による荷物のチェックと手続は貿易として輸入または輸出される貨物についても同様に行われるのですが、その場合は条約や関税の徴収などのために非常に多くの手続を行う必要があります。
・・・そう、面倒くさいんです。
そんな面倒くさい通関業務を企業、個人からの依頼を受けて代行する。
つまり「企業及び個人の代わりに通関業務をやってあげる」というのが通関士の主な仕事になります。
何を勉強するの?
通関士は企業や個人の依頼を受けて代わりに通関業務を行うことが仕事になるので、通関業務に必要な知識と必要書類の作成方法を勉強していくことになります。
具体的には以下の法律↓
- 関税法
- 関税定率法
- 関税暫定措置法
- 外国為替及び外国貿易法
- 通関業法
と、
- 輸出、輸入申告書やその他通関書類の作成
- 関税額等と課税価格の計算方法
- 関税率表の見方
などの実務について勉強することになります。
法律についてそれぞれ少し説明すると・・・
関税法には文字通り関税について記されていて、主に輸出入にかかる手続とそれに関わる業者の認定、保税地域、課税要件などについて学びます。
次の関税定率法は主に課税の決定方法など、関税暫定措置法においては主に特恵関税制度による減免税などが書かれています。
外国為替及び外国貿易法はそのままで、外国貿易を行うために必要なものがかかれています。通関士として勉強するのはこの法律の中の「輸出貿易管理令」と「輸入貿易管理令」の部分ですね。
そして最後の通関業法にはこれから勉強していく通関士や通関業者についての規定が定められています。
実務の部分についてはここで説明するには難しいので、改めて記事を作ったときにでも説明していきますのでそちらをご覧ください。
作れたらリンクを貼っておきます。
通関士試験について
通関士試験は年に一度しかなく、その年で合格できなければまた来年挑戦してねという国家試験になっています。シビアですよね。
毎年全国から1万人前後が試験に応募しており、去年の場合だと、うち6,997人が受験していました。
国家試験の中で最もメジャーな(と勝手に思っている)税理士試験の受験者数は35,589人であることから、通関士という資格はあまり認知度が高くないように思えます。
しかしかといって受験者数が少ないから試験が簡単であるわけではなく。
見たところ去年の通関士試験合格者は688人。およそ10人に1人が受かっているという計算でした。税理士試験の合格者は6,902人でおよそ5人に1人が受かっているということから、通関士試験は難易度難易度も高めであるように思えます。
まあ、勉強して合格基準を満たすことができれば誰でも通関士になれます。ですので僕も勉強している道中。一緒に合格目指して頑張りましょう!
と言っておきますね。(笑)
そして試験内容ですが、こちらは以下の3つの科目に分けて行われます。
- 通関業法
- 関税法等その他の法律
- 通関書類作に成等の通関実務
配点は(1)が45点、(2)が65点、(3)が45点の計150点満点で構成されています。出題形式については(1),(2)が選択と択一、(3)がそれらに加えて計算式も出てきます。 通関士試験の日程については毎年官報の方に詳細が出ているので、そちらを確認していただければ分かるかと思います。
今年第51回目分の受け付けはもうすでに終了しているため受験することは出来ませんが、第52回目の通関士試験を受ける場合はこちらの税関ホームページにて確認するようにしてください。
だいたい6月~7月のうちに試験案内が出るようです↓↓↓
試験は基本10月の下旬ごろになっているので、いまからちょうど1年くらいです。
・・・一緒に頑張っていきましょう!(2回目)
最後に
通関士という職業が関わる貿易は日本経済を根本から動かす非常に重要な役割を帯びています。つまり素早く滞りなく輸出入が進めば、その分企業は素早く商売に繰り出すことができその分経済も早く回るというものです。
しかし税関への手続や提出する書類に関する小さなミスによって遅延が発生すると、依頼した企業及び海外企業などに様々なトラブルが生じるため、それらが結果的に企業の不利益に繋がってしまいます。
通関業者にとっても信用問題に関わるので、通関士という仕事はちょっとした不備さえ許されない非常に責任の重い仕事になっているわけです。
通関士試験に合格するためには多大な勉強量をこなし難しい法律等しっかりと頭に叩き込まないといけないわけですが、こうした重い責任に潰されないために必要不可欠なものをコツコツ積み上げているんだと考えれば少しは勉強の甲斐もあるのかもしれません。
まあしんどいものはしんどいですけどね。(笑)
とにかくこれから始まる通関士の勉強に圧倒されないためにも、3度目にはなりますが一緒に勉強を頑張っていきましょう~!
それでは改めましてどうぞよろしくお願いします!